AIで作ったサイトが検索上位表示されなかった4つの理由

先日地域密着型のサービス業を営むお客様から、SEO診断のご依頼をいただきました。
「競合と同じ時期にサイトを立ち上げたのに、地域名+業種を組み合わせたキーワードで競合だけが上位に表示され、自社は出てこない。なぜこの差が生まれたのかを知りたい」というものでした。
このお客様は、サイトをAIで制作し、分析もAIに任せていました。実際に両サイトを見比べたところ、差につながっていそうな違いが4つ見つかりました。そのうち3つはビジネスの根幹に関わるもので、AIで見つけるのはなかなか難しいと思った要素です。
AIはサイトの中身をよく見てくれますが、サイトの外側にある条件までは見てくれません。ローカルビジネスでSEOに悩んでいる方に読んでいただきたい内容です。
SEO診断で見つかった4つの違い
お客様のサイトと競合サイトは、サイトの開設時期がほぼ同じでした。つまりドメインの運用歴という、後から埋めにくい差はほとんどない状態です。それでも検索結果には明確な差が出ていました。
であれば、差が出た原因は別のところにあると考えて、両サイトを比較しました。
違い1 屋号とドメインに地名と業種が入っているか
最初に目についたのが、屋号そのものでした。
お客様の屋号は、暮らしまわりの困りごと全般に対応するという意味合いの、親しみやすい名前です。業種名も地名も含まれていません。
一方の競合は、業種を表す言葉と地名を組み合わせた屋号でした。さらにドメインにも同じ要素が入っていました。
これは私の経験上ですがローカルビジネスの場合、屋号・ドメインに地名や業種が入っていると上位に表示されやすい傾向があります。
ここは、サイトの中身をどれだけ整えても追いつきにくい部分です。事業開始後に屋号やドメインの変更は手間なので、事業開始時に整えておきたいところです。
違い2 扱う範囲が広いか一分野に絞られているか
2つ目は、提供サービスの幅です。
お客様のサイトは、複数の生活関連サービスを幅広く扱う構成でした。対応できることが多いのは事業としての強みですが、検索エンジンから見たときには別の意味を持ちます。
一方競合サイトは、特定の一分野に特化していました。扱う領域を絞り、その分野のサービスページ、他社との違いを説明するページ、料金のシミュレーターなど、関連するページを厚く用意しています。
この2つを比べると、競合サイトのほうが専門性が高いと判断されている可能性が高いと考えました。ページ数そのものではなく、ページの内容が一つの分野に集まっているかどうかが効いているように見えます。
違い3 Googleビジネスプロフィールのメインカテゴリ
3つ目は、Googleビジネスプロフィールの登録内容です。
両者ともGoogleビジネスプロフィールに登録自体はされていました。違ったのはメインカテゴリです。競合サイトは業種に合ったカテゴリを選んでいましたが、お客様のサイトは狙っている分野とメインカテゴリがずれていました。
ローカルビジネスにおいて、ビジネスプロフィールの登録内容は評価を左右します。メインカテゴリは、その事業が何屋なのかをGoogleに伝える項目です。ここが実際に狙っている分野とずれていると、専門性の判断にも影響すると考えられます。
違い4 住所・電話番号を公開しているか
4つ目は、サイト上の情報公開の範囲です。
お客様のサイトは住所と電話番号を公開していませんでした。競合は両方を公開しています。
情報が公開されていることは、そのまま信頼性につながります。地域で商売をする以上、どこにあって、どう連絡すればよいのかが分かることは基本的な条件です。ここでも差がついていると考えられます。
本件のまとめ
今回SEO診断のお仕事をさせていただき、個人的にはとても学びが多かったです。
ローカルビジネスのSEOでは、サイトの外側で差がついていることがあります。今回見つかった4つのうち、記事やページの追加で対応できるのは2つ目だけでした。残りは屋号、ビジネスプロフィールの設定、情報公開の方針であり、いずれもサイト制作の範囲外にあります。
お客様はAIでサイトを制作しており、AIに分析をさせていたので、こういったサイト外のことが視点から抜けやすかったのだと思います。ローカルビジネスを展開されている方は、ぜひ参考にしてください。

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