初心者でもわかるWordPressの構造化データの設定方法

構造化データアイキャッチ

近年SEO対策の1つとして徐々に認知されている構造化データ。構造化データを設定すると、Googleに所有者やサイトの情報が伝わり、E-A-Tが高まります。そのため今後SEO対策をする上では、構造化データの理解が必須です。

しかし一方で「構造化データってなんか難しそう」「構造化データをどう扱えばいいかわからない」という悩みも聞きます。

本記事では、SEOコンサルタントであるリュウジが、構造化データについてわかりやすく解説。コーディングの知識がなくても、構造化データを取り入れる方法を紹介します。私自身非エンジニアで苦労しながら身につけたので、みなさんはそんな手間をかけずに構造化データを取り入れてください!

リュウジのアバター リュウジ トビラマーケティング代表

高単価商品専門Webマーケティングの『トビラマーケティング』代表。Webマーケティング戦略・SEO対策・Youtube運営支援など、Webマーケティングに関する幅広い知識と経験がある。ベネッセ・日本HPなど大手企業との取引も多数。ランサーオブザイヤー2022受賞

目次

構造化データとは?

構造化データとは、検索エンジンがページの内容を理解するためのデータ形式です。構造化データを取り入れることで、リッチリザルトの表示や、検索上位表示への手助けが期待できます。

味仙今池本店の構造化データ

上記画像はリッチリザルトが表示された例です。検索結果にタイトル・ディスクリプションだけでなく、評価・画像・よくある質問が掲載されています。この状態で検索結果に表示されると、検索でのクリック率が高まりますね。

さらに構造化データでは運営元の情報や記事の著者情報も伝えられるので、Googleからの信頼性を上げられます。

本格的にSEO対策に取り組むのであれば、構造化データの設定は必要不可欠になりつつありますよ。

WordPressに設定推奨の構造化データ

構造化データにはたくさんの種類があり、サイトやページによって適切なものを設定する必要があります。ここからは一般的な会社ホームページや、ブログで設定すべき構造化データの種類を紹介します。

すべてのページに設定すべき構造化データ

すべてのページに共通で設定すべき構造化データは、以下の種類です。

  • WebSite
  • Organization
  • Local Business(企業の場合)

サイト自体の情報を示すWebSite、運営元の情報を示すOrganizationはどのサイトでも設定することをオススメします。また企業のホームページであれば、住所・営業時間などを示すLocal Businessの構造化データも設定したほうがよいでしょう。

記事ページに設定すべき構造化データ

記事ページに共通で設定すべき構造化データは、以下の種類です。

  • BreadcrumbList
  • Article

パンくずリストを表示するBreadcrumbList、著者情報を表示するArticleの構造化データは、全記事共通で設定しましょう。特に著者情報は情報の信頼性を担保するために、設定は必須です。

WordPressで構造化データを設定する手順

WordPressで構造化データを設定するときは、以下の手順で進めます。

  1. すでに設定されている構造化データを確認する
  2. Schema Markup Generatorで構造化データを出力する
  3. ページに構造化データをマークアップする
  4. 構造化データが反映されているか確認する

この手順で進めれば、初心者でも構造化データの設定ができます。

すでに設定されている構造化データを確認する

WordPressのテーマによっては、プロフィールなどの設定を自動で構造化データに出力してくれるテーマもあります。そのためまずは、すでに設定されている構造化データを確認しましょう。

構造化データの設定を確認するためには「スキーママークアップ検証ツール」を使います。スキーママークアップ検証ツールにURLを入力すると、どの種類の構造化データが設定されているかわかります。

スキーママークアップ検証ツールのスクリーンショット

上記画像はトビラマーケティングのデータで、OrganizationとWebSiteの構造化データが設定されています。トビラマーケティングは会社ではないので、この場合新たに構造化データを設定する必要はありません。

ちなみにトビラマーケティングではSWELLというテーマを使っていますが、SWELLでは設定をすればOrganizationとWebSiteの構造化データが出力されます。

Schema Markup Generatorで構造化データを出力する

設定すべき構造化データの種類がわかったら、Schema Markup Generatorを使って構造化データを出力します。今回はOrganizationの構造化データを出力する方法を例に解説します。

Schema Markup Generatorのスクリーンショット

Schema Markup Generatorにアクセスすると、どの構造化データを出力するか選べます。今回はOrganizationを選択します。

※Schema Markup Generatorのページはすべて英語ですが、自動翻訳を使うと間違った構造化データが出力されることがあります。そのため基本英語で使いましょう。

構造化データOrganizationの設定画面

この画面になったら、必要な情報を入力していきます。Organizationの場合以下のように情報を入力します。

  • Organization@type:組織の種類。会社の場合はCorporationを選択する
  • Name:組織名
  • Alter name:別名(入力しなくてもよい)
  • URL:ホームページのURL
  • Logo URL:ロゴのURL
  • Social Profile:SNSのプロフィール。Youtubeがある場合、YoutubeのURLを入力する

情報を入力すると右側の構造化データに反映されます。出力された構造化データをコピーしておきます。

ページに構造化データをマークアップする

構造化データが出力できたら、それをページに反映します。構造化データはどこに挿入しても大丈夫ですが、headタグ内に記述するのが一般的です。

テーマによっては共通でheadタグにコードを記載できる箇所があるので、出力された構造化データを反映させましょう。

ちなみに複数の構造化データを反映させる場合、どの順番でも大丈夫です。

構造化データが反映されているか確認する

構造化データを入力したら、「スキーママークアップ検証ツール」を使ってデータが反映されているかどうか確認しましょう。エラーが発生した場合、エラー箇所も表示されるので、その部分を修正します。

また「リッチリザルトテスト」のページでは、検索結果にリッチリザルトが表示されるかどうか確認できます。正しく反映できていれば、TOPページにはロゴ・Webサイト情報、記事ページは記事情報・著者・パンくずリストなどが反映されています。

スキーママークアップ検証ツールとリッチリザルトテスト両方にエラーがでなければ、無事構造化データが反映されています。

構造化データについてよくある質問

最後に構造化データについてよくある質問をまとめています。もう1ランク上の知識を取得したい方は、ぜひご覧ください。

記事検索順位を上げるために追加したほうがいい構造化データは?

記事全般にFAQ、動画がある記事にはVideo、商品のレビュー記事にはProductの構造化データを追加することをおすすめします。ちなみにこのよくある質問も、FAQ構造化データを反映させています。

プラグインで構造化データは追加できる?

「Schema」と検索すると、構造化データが追加できるプラグインが見つかります。プラグインは情報を入力するだけなので、利用しても構いません。ただし反映されない項目があることもあるので、HTMLに追加していく方を個人的にはおすすめしています。

構造化データを反映して検索順位を上げよう

E-A-Tの重要性が高まっている昨今では、構造化データの反映は必須レベルになりつつあります。そのため本格的にSEO対策に取り組むのであれば、すぐにでも構造化データに取り組みましょう。

ただ「SEO対策に興味はあるけど、自社で取り組むのはリソースが足らない」そんなときは、トビラマーケティングにお問い合わせください。SEO戦略の策定から運用まで、幅広くおまかせいただけますよ!

依頼いただけるメニュー
  • コンサルプラン:10万円/月
  • SEO対策運用プラン:20万円/月~
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

リュウジのアバター リュウジ トビラマーケティング代表

高単価商品専門Webマーケティングの『トビラマーケティング』代表。Webマーケティング戦略・SEO対策・Youtube運営支援など、Webマーケティングに関する幅広い知識と経験がある。ベネッセ・日本HPなど大手企業との取引も多数。ランサーオブザイヤー2022受賞

コメント

コメントする

目次