ニッチなサービスのWebマーケティング戦略をプロが解説
「ニッチなサービスを販売しているが、Webマーケティングで販売を伸ばせるか不安」そんな悩みを抱えていませんか?ニッチなサービスは需要が限定的だからこそ、Webマーケティングに挑戦する会社が少ないです。つまり腰を据えてWebマーケティングに取り組めば、売上を一気に上げられる可能性があります。
本記事では、高単価商品専門Webマーケティング「トビラマーケティング」代表のリュウジが、ニッチなサービスのWebマーケティング戦略について解説しています。トビラマーケティングでは、これまで新卒採用システム、弁理士、保険営業マン向けシステムなど、様々なニッチサービスのWebマーケティングをお手伝いしてきました。
こうした経験をもとにノウハウを余すことなくお伝えしています。ニッチなサービスのWebマーケティング戦略に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!
ニッチなサービスでWebマーケティングを実施するメリット
「そもそもニッチなサービスを売るとき、Webマーケティングをする必要はあるの?」Webマーケティングの支援をしていると、このようなお話を聞くことがあります。結論としては、ニッチなサービスだからこそ、Webマーケティングに取り組むメリットがあります。
- 競合が少ない
- リソースが少なくて済む
ニッチなサービスがWebマーケティングを実施するメリットについて解説します。
競合が少ない
ニッチなサービスは、元々競合があまり多くありません。さらにその中でWebマーケティングに取り組む企業は絞られます。つまり他のビジネスに比べて、Webマーケティングの競合が少ないというメリットがあります。
例えば美容・健康系の商品であれば、数百、下手したら数千の競合を相手にしなくてはなりません。一方でニッチなサービスであれば、競合は10社以下でしょう。
競合が少ないということは、それだけ勝ちやすいということです。勝ちやすい状況があるのであれば、Webマーケティングに挑戦するメリットは大きいですよ。
リソースが少なくて済む
競合が少ないことからつながりますが、ニッチなサービスの競合はWebマーケティングに力を入れていないことが多いです。そのため予算・人的リソースが少なくても、勝てる可能性があります。
競争の激しいジャンルであれば、Webマーケティングの予算に月数千万投入している企業と戦うことになります。一方ニッチなサービスであれば、Webマーケティング予算100万円以下の企業がほとんど。場合によっては予算数十万円でも、十分に戦えます。
少ない投資で大きなリターンが得られる可能性があるので、ニッチなサービスを扱う企業はWebマーケティングに挑戦することをおすすめしています。
ニッチなサービスのWebマーケティング成功事例
続いてはトビラマーケティングが支援したニッチなサービスのWebマーケティング成功事例を紹介します。どちらも予算は月50万円以下で、大きな成果につながりました。Webマーケティングの成功事例を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
iOSエンジニア専門のプログラミングスクール
「全てのスマホアプリに成功を。」をミッションに掲げ、スマホアプリの課題解決を提供するinit株式会社。国内初のiOSエンジニア専門プログラミングスクール『iOSアカデミア』のオウンドメディア運用を、トビラマーケティングでサポートさせていただきました。プログラミングスクールはかなりの激戦区ですが、iPhoneアプリを作る専門のプログラミングスクールであれば、まだまだ市場はニッチです。
『iOSアカデミア』では広告運用などさまざまな施策に挑戦しましたが、トビラマーケティングでは主にオウンドメディア運用のサポートをさせていただきました。ニッチな市場ですが、質の高いコンテンツを作ることで検索上位を量産。結果として月100万円の売上を上げることに成功しました。
詳しくは下記記事にまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。
業界特化のホームページ制作
ある業界に特化したホームページ制作をするK社の事例です。クライアント様の都合で、社名を伏せての実績紹介です。ホームページ制作会社は無数にありますが、業界特化のホームページ制作会社は数十社とニッチな状況でした。
K社にご相談いただいたのが、ホームページのSEO対策です。「業種+ホームページ制作」というキーワードで検索上位を上げたいが、現状は平均検索順位が20位ほど。そこからサイトの整理、コンテンツ制作、被リンク対策などを実施。結果として平均検索順位は2位まで上昇しました。施策開始から3カ月ほどで成果が出ており、リソースも少なくて済みました。
詳しくは下記記事にまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。
ニッチなサービスでWebマーケティング実施手順
ニッチなサービスのWebマーケティング実践手順は以下の通りです
- ユーザーニーズの分析
- ターゲットユーザーへのアプローチ手法の決定
- コンテンツ作成
- 継続的な改善
それぞれの手順について、詳しく解説していきます。
ユーザーニーズの分析
ニッチなサービスでは、ターゲットユーザーのニーズを正確に把握することが重要です。ユーザーの問題や課題、欲求を明確にしましょう。
おすすめの方法は、ユーザーインタビューです。想定しているユーザーに対して、どんなニーズがあるのか、今使っている商品の不満は何か、いくらくらいなら商品を購入するか、などを聞いていきましょう。実際にユーザーインタビューをすることで、思わぬニーズを発見することもあります。
ユーザーインタビューのコツについては、下記記事にも参考する部分がありますので、よろしければご覧ください。
ターゲットユーザーへのアプローチ手法の決定
ニッチなサービスでは、効果的なアプローチ手法を選択することが重要です。ターゲットユーザーがどのような情報源やコミュニケーションチャネルを利用しているかを把握しましょう。事前のユーザーインタビューでは、ここまで抑えておけるとベストです。SNS、ブログ、メールマーケティング、口コミなど、適切なチャネルを選び、効果的なメッセージを伝える方法を検討しましょう。
特に予算がない場合、アプローチ方法を絞ることが重要です。1つの手法を極めていくことで、成果が上げやすくなります。アプローチする手法の特徴や選び方については、後述しますのでそちらもご覧ください。
コンテンツ作成
ユーザーニーズとアプローチ手法を踏まえて、魅力的なコンテンツを作成しましょう。ターゲットユーザーが関心を持つトピックや情報を提供することで、ユーザーの興味を引きつけます。
コンテンツには、ブログ記事・動画・ホワイトペーパーなど、様々な形式のものがあります。例えばブログ記事を140文字以内にまとめてTwitterに投稿するなどして、コンテンツをうまく使いまわせば、少ないリソースでコンテンツが作れます。
継続的な改善
Webマーケティングは継続的なプロセスです。効果測定とデータ分析を通じて、成果を評価し、改善点を見つけましょう。ユーザーの反応や行動データを分析し、コンテンツやアプローチの最適化を行います。
顧客フィードバックを積極的に収集し、改善に反映させることも重要です。実際にユーザーにコンテンツの評価を聞きながら、継続的な改善を続けましょう。
ニッチなサービスにおすすめのWebマーケティング手法
ニッチなサービスのWebマーケティングのアプローチ手法には、以下のものがあります。
- SEO
- Web広告
- YouTube
- SNS
それぞれの内容について詳しく解説していきます。
SEO
SEOは、検索エンジンでの上位表示を目指す手法です。特定のキーワードに対してサイトを最適化し、検索結果での上位表示を目指します。ニッチなサービスの場合、より具体的なキーワードを選定し、競合が少ない領域にアプローチすることで、効果的なSEO戦略を展開できます。
SEOのデメリットとしては、上位表示まで時間がかかること。0からホームページ立ち上げると、上位表示するまで少なくとも半年以上はかかります。一方でサービス購入者の多くはホームページを見るため、上位表示されていることで購買率を高めることができます。
私のおすすめとしては、特に他の手法と並行して実践することをおすすめしています。SEO対策として作ったブログ記事をYouTube・SNSでも活用できれば、手間が少なくてすみます。
Web広告
Web広告は、Google広告やFacebook広告などのプラットフォームを活用して、ターゲットユーザーに対して広告を表示する手法です。ニッチなサービスの場合、ターゲットユーザーの属性や興味関心に基づいて広告を配信し、的確にアプローチすることができます。
さらにWeb広告は成果が出るまでのスピードが早いというメリットもあります。そのため特にサービス立ち上げ初期では、Web広告を活用することが多いです。
YouTube
YouTubeは、動画コンテンツを通じてターゲットユーザーにアプローチする手法です。ニッチなサービスの場合、関連するトピックや問題解決の方法を解説する動画を作成し、ユーザーの関心を引きつけることができます。
YouTubeは視聴者とのコミュニケーションが活発なため、コメントやチャンネル登録を通じて顧客との関係を深めることも可能です。特にBtoCなど消費者と直接つながるサービスの場合は、有効な手法の1つです。
SNS
SNSを活用したマーケティングは、ターゲットユーザーとの対話や情報共有を促進する手法です。ニッチなサービスの場合、関連するグループやコミュニティを見つけて参加し、有益な情報を提供することで信頼関係を構築できます。
アパレルや美容の場合はInstagramなど、相性のいいSNSがあればぜひ活用してください。
Webマーケティング手法おすすめの選び方
ここまでWebマーケティングの手法について解説しましたが、この全ての手法をおこなうのは現実的には不可能です。予算がたくさんかかりますし、結局のところ中途半端になってしまいます。
最後にBtoCとBtoBの場合に分けて、どのWebマーケティング手法を選べばいいのか解説していきます。
BtoCの場合
メイン手法:YouTube・SNS
サポート手法:広告
余裕があればやる手法:SEO
BtoCの場合、消費者とのコミュニケーションが重要です。そのため消費者との距離が近い、YouTube・SNSがおすすめです。できれば担当者が顔を出してコンテンツを発信することで、サービスにより興味を持ってくれます。
ただしいずれも成果が出るまでに時間がかかります。それまでの間は広告を活用して、売上を立てていきましょう。
BtoBの場合
メイン手法:広告・SEO
サポート手法:メルマガ・SNS
余裕があればやる手法:YouTube
BtoBでは仕事中にサービスを探すため、広告・SEOをメインの手法とします。またサービス購入まで時間がかかるので、ホームページにはホワイトペーパーを設置してメールアドレスを取得、その後メルマガやSNSで情報発信をするのが王道の手法です。
BtoBでもYouTubeは使えますが、優先順位は少し下がります。ただしYouTubeはSEOにも効果があるので、余裕があれば実施することをおすすめしています。
ニッチなサービスのWebマーケティングはトビラマーケティングへ
ニッチなサービスこそ、Webマーケティングに力を入れることで売上を大幅に上げられます。
しかし「自社でWebマーケティングに詳しい社員がいない」そんなお悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。そんな方は、ぜひトビラマーケティングにお問い合わせください。
トビラマーケティングはあらゆるWebマーケティングに手法に精通しており、御社にとってベストの手法を提案・実施いたします。Webマーケティングでお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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