「正解がわからない」不安にマーケターはどう向き合うべきか

「正解がわからない」不安にマーケターはどう向き合うべきか

みなさんこんにちは。トビラマーケティングの伊藤です。普段はBtoB企業のマーケティング支援をしております。

私が支援させていただく企業は中小企業が多く、マーケティング担当者が1人という会社も珍しくありません。特にマーケティング経験が少ない方が担当者にアサインされると「この施策を本当にやっていいんだろうか」「アドバイスがほしいけど聞ける人がいない」という不安を抱えられることが多いです。

本記事では「正解がわからない」不安に対して、マーケターがどう向き合うべきなのか、私の経験を踏まえてお話させていただきます。

目次

大前提:マーケティングに絶対の正解はない

まず大前提として、マーケティングに絶対の正解はありません。

  • 顧客の性質を考えるとリスティング広告の相性がいいだろう
  • こんな展示物を作れば展示会で足を止めてくれるだろう
  • 競合がやっていないからYouTubeで動画を出せば効果があるだろう

こんな仮説を立てて、プロジェクトを進めていきます。マーケティングの知識・経験がつくと仮説の精度は上がりますが、それでも絶対ではありません。実際のところは必死で仮説を考えて、実行するときは何度も試行錯誤する。この繰り返しを積み重ねることで、結果につながっていきます。

なのでマーケターとして重要なのは「精度の高い仮説を考え、それを粘り強く実行し続ける力」です。仮説の精度が上がれば自分の中で自信がついてきて、不安は少なくなっていきます。一方で仮説に自信がないと、いつまでも不安がつきまといます。つまり自信のある仮説が立てられれば、不安は解消されていきます。そのことを念頭に置いて、不安を解決する方法を紹介していきます。

不安を解決する3つの方法+α

前提を踏まえたうえで、マーケターが不安を解決する方法を3つ紹介します

  • マーケター同士の交流を深めておく
  • 顧客に直接会って話を聞く
  • 書籍・Udemyなど信頼できる情報ソースで学ぶ

また近年生成AIの発達によってAIに相談するという手段もありますが、AIの活用法についても最後に少し触れたいと思います。

マーケター同士のつながりを作っておく

気軽に相談できるマーケターがいることは、実務的にもメンタル的にもかなり安心できます。私自身も自分の経験が浅い広告運用やGoogleビジネスプロフィール運用などは、知り合いのマーケターに相談することがあります。またクライアントさんが納得すれば、一緒にプロジェクトに入ってもらうこともあります。

  • マーケターの集まるイベントに顔を出してみる
  • プロジェクトで一緒になったマーケターと交流してみる

このようにしてマーケター同士の交流を深めることで、自然と相談する関係が作れます。できればオフラインで交流できると、距離は一気に縮まります。マーケター向けのイベントはちょくちょくやっているので、一度顔を出してみましょう。

また期間を決めてマーケティングのプロにサポートを依頼することも1つの手です。トビラマーケティングでは担当者の教育・サポートも踏まえた支援をしていますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。

顧客に直接会って話を聞く

マーケティングの施策が不安なときは、顧客に直接会って話を聞いてみるのがおすすめです。マーケティングの業務は室内でおこなわれることが多いですが、正解を持っているのは外にいる顧客です。なので自分から顧客に会いに行き、話を聞くことで仮説の精度が一気に上がります。

  • 営業に同席させてもらう
  • 展示会のブースで顧客と話をする
  • セミナーに出席して顧客の様子を観察する

このように顧客に会う機会は、作ろうと思えばいくらでも作れます。マーケティングに関わるのであれば、自ら積極的に顧客に会うことを心がけましょう。

書籍・Udemyなど信頼できる情報ソースで学ぶ

Google検索やAIはとても便利ですが、個人的には書籍やUdemyなど有料で信頼できる情報ソースで学ぶことをおすすめします。書籍やUdemyは1つのテーマについて体系的に学べるので、全体像を把握するにはもってこいです。

私自身毎月5冊程度は書籍を読んでいますし、新しいことに挑戦するときは書籍やUdemyをまとめ買いしてインプットする日を作ったりしています。体系的に学ぶことで全体像を把握できるので、自然と仮説の精度は上がっていきます。

AIへの相談は知識を入れた後で実施する

最後にAIについても少し触れておきます。ChatGPTやGeminiなどのAIはとても便利で、私も日々活用しています。しかしAIを本当に使いこなせるのは、知識や経験があってこそです。知識や経験がないと質問のレベルが低くなり、いい回答が出力されません。そのためAIに相談するのはマーケターに聞いたり、書籍で学んで知識を入れた後にしましょう。

ある程度の知識があればAIへの質問の質が上がり、仮説の精度が上がっていきます。AIはとても便利ですが、使い方を間違えないようにしましょう。

マーケティング相談はトビラマーケティングへ

マーケティングは正解がわからない中進むので、不安な気持ちにさいなまれがちです。しかし仮説が当たって成果が出たときは、これ以上に面白い仕事はありません。私自身はその瞬間のために仕事をしているといっても、過言ではないです。

トビラマーケティングでは日々知識・経験をたくわえ、お客様に精度の高い仮説を提案しながら、実行までサポートしています。「マーケティング責任者として、担当者を引っ張ってほしい」そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。無料相談を実施させていただきます。

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この記事を書いた人

伊藤大智のアバター 伊藤大智 トビラマーケティング代表

BtoBマーケティング支援『トビラマーケティング』代表。BtoB企業に不足しているマーケティング責任者のポジションを引き受け、戦略立案から施策実行まで幅広くサポート。ベネッセ・日本HPなど大手企業との取引も多数。受賞・資格:ランサーオブザイヤー2022・上級ウェブ解析士・SEO検定1級・デジタル庁デジタル推進委員

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