オウンドメディアのAIライティングツール活用術【2022年12月時点】

みなさんこんにちは。トビラマーケティング代表のリュウジです。
本記事では、最近話題のAIライティングツール「ChatGT」をオウンドメディア運営にどのように使っていくかを考察しています。実際AIライティングツールを実際使ってみて「こんな風に使えると業務が効率化するんじゃないか」「この部分はAIではまだ限界があるから人力で頑張ろう」といった点をまとめています。
ライター・マーケターなどオウンドメディア運営に関わる方は、今後AIライティングが必須になる時代が来るかもしれません。そんな時に出遅れないよう、AIライティングツールの活用方法を学んでおきましょう!
なお下記記事は全編AIライティングツールを用いて書いた記事です。AIライティングツールのレベル感を知りたい方は、合わせてご覧ください。

AIライティングツールを使ってみた感想
はじめてAIライティングツールを使った素直な感想は、正直めちゃくちゃすごいなでした。
- 約4,000文字の記事を書く所要時間がわずか10分
- 文章レベルが駆け出しライターくらいはある
- 脳死で記事が量産できるようになる
今回初めてAIライティングツールを使って記事を書いたのですが、それでも1記事にかかった時間はわずか10分。文章レベルも駆け出しライターくらいにはあるので、駆け出しライターの代用には十分なりそうだなというのが本音です。むしろ時間コスト・金銭コストはAIの方が圧倒的にいいので、今後ただ情報をつぎはぎするだけのライターは仕事がなくなっていきそうですね。
ただ一方で2022年12月現在では、AIライティングツールが未発達な部分もまだまだあります。そして同時に人間でなければできないであろうことも、同時にわかってきました。ツールはうまく活用してなんぼです。オウンドメディア運営に携わる人が、うまく活用するヒントにしてもらえればうれしいです。
AIライティングツールができること
今後AIライティングツールはどんどん発達すると思われますが、2022年12月現在ではまだまだ利用用途は限定的です。しかしAIライティングツールにはできることもたくさんあるので、それらを画像付きで解説していきます。
記事の概要を作る

こちらはAIライティングツール「ChatGT」の利用一例です。記事のタイトル・リード文・構成を考えてもらいました。
もちろん現時点ではライターが書いた方がクオリティは高いですが、企画段階の概要としては十分。AIライティングツールはインターネット上の情報を機械学習しているので、検索上位記事の内容をある程度網羅できています。
検索意図の深掘りをする前にする簡単なリサーチとしては、かなり重宝するツールになると思います。
辞書的な文章を書く

AIライティングツールは性質上「〇〇とは?」など辞書的な文言に強いです。実際「AIライティングとは」と質問してみると、上記のような文章が返ってきます。
「AIライティングとは」についてはPREP法でわかりやすく説明されており、十分にライターの代用ができます。そのため〇〇とはや用語集など、辞書的な文章が必要なときは、AIライティングツールが大いに活躍するでしょう。
AIライティングツールにできないこと
AIライティングツールのすごさを知る一方で、現時点ではまだまだAIライティングツールにできないこともあります。逆に言えばAIライティングツールにできないことを人間がすることで、いい共存ができるようになります。
ここからは私が感じたAIライティングツールにできないことを紹介していきます。
一次情報の活用
AIライティングツールはインターネット上の情報を参考にするので、言い換えれば二次情報のいいとこどりをした文章が出来上がります。つまり一次情報を使ったオリジナリティの高いコンテンツは作れないということ。近年Googleはオリジナリティの高いコンテンツの評価を高めているので、ここができないのはSEO的にしんどそうです。
取材やインタビューによるオリジナルコンテンツ作り、商品を自ら撮影するなど、人間にしかできないことはまだまだあります。一次情報をうまく集められる人は、今後より重宝される可能性がありそうですね。
一次情報の集め方については「【一次情報の集め方5選】オリジナルコンテンツを作って他社と差別化しよう」の記事でも、詳しく解説しています。一次情報の集め方を知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

細かな文章テクニック

上記画像をご覧いただくとわかりますが、AIライティングツールは文章執筆時の細かなチェックポイントを見逃す可能性があります。
- 同じ語尾を繰り返す
- 内容が重複する
AIライティングツールをそのまま使うと、このような弊害が起こります。
ただしこのあたりは細かな修正で対応できますし、ツールの発展によってなくなっていく部分だと考えられます。あくまで2022年12月現在の注意点として考えておくといいでしょう。
ペルソナに合わせた文章を書く
辞書的な文章作りが得意なAIライティングツールですが、一方で特定のペルソナに合わせた文章作りは苦手です。

例えば上記画像では、20代の男女それぞれに向けた恋愛アドバイスを質問しています。しかしAIライティングツールの回答は男女ともに同じ。人間から見ると、少し不自然に思いますね。設計したペルソナに刺さる文章を作るには、まだまだ物足りないのが現状かなと思います。
オウンドメディアを運営する際には、特定のペルソナに刺さるようなセールスライティングが必要不可欠です。この部分はまだまだ人間が担うことになりそうです。
CVの設計
AIライティングツールで文章を作っても、それをどうやって自社商品の購入につなげるのかは、人間が考えなければなりません。
- CVポイントをどこに置くのか
- CVにつなげるためのセールスライティング
- CVする人を集めるためのキーワード選定
これらの項目は人間が担うことになります。そしてオウンドメディア運営においては、成果を左右するポイントでもあります。AIライティングツールをうまく活用して業務を効率化し、こうした業務に時間を割けるメディアは成果が出しやすくなるでしょう。
リライト
AIライティングツールは一度文章を作ったら、それで終わりです。そのため記事のリライトは、人間自らがおこなうことになります。
AIライティングツールで大量に記事を作ると、その分メンテナンスコストがかかります。AIライティングツールで記事を作ればいいやでおわらせるのではなく、リライトまで考えた戦略が必要になります。
オウンドメディアのAIライティングツール活用方法
最後に実際にAIライティングツールを使ってみて、オウンドメディア運営にどう活用していくのかをまとめました。今後AIライティングツールはどんどん発展しますが、現時点での意見として参考にしてください。
記事構成作りに使う
個人的にAIライティングツールの1番気に入ったポイントは「簡単に記事構成が作れる」という点です。上位記事のリサーチ時間を丸々カットして、ざっくりとした記事構成があっという間に完成します。
- AIライティングツールを使ってざっくり記事構成を作る
- 検索意図を考えて記事構成を調整する
- 完成した記事構成に基づいて記事を執筆する
1からリサーチをして記事構成を作ると数時間はかかりますが、この方法であれば1時間以内で作れそうだなと思いました。ただしこの方法では他の検索上位記事と差がないので、一次情報を集めるなどして、コンテンツの質を高める必要はあります。
このようにAIライティングツールを使えば、初期のリサーチ時間はかなり効率化できます。
リライトのネタだし
本記事でも紹介したように、記事のリライトは人間の仕事です。リライト時にやることは色々ありますが、その中の1つによくある質問の追加があります。

上記画像のようによくある質問と問いかければ、よくある質問のリストと回答がでてきます。少し文章を変えて記事に付け加えるだけでも、十分効果が期待できるでしょう。
また「〇〇について構成を考えて」と問いかけると、記事構成が回答されます。その中で記事にない項目があったら、記事のリライトができます。
このように記事のリライトをする際、何を記事に足せばいいかというネタ出しに、AIライティングツールは使えるなと思いました。うまく活用すれば、リライトがはかどりそうですね。
AIライティングツールとうまく付き合おう
2022年12月現在ではAIライティングツールが使える箇所は、限定的です。しかし今後急速な発達が予想されるので、AIライティングツールの比重は高まっていくでしょう。
個人的にはAIライティングツールは業務を効率化するツールの1つとして、うまく付き合っていくことが重要だと思っています。今後のためにも一度AIライティングツールを触ってみてください。それが今後の進化につながるかもしれません。
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